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2018年5月8日

初級

シルクドソレイユ© cirque du soleil 2018

今週は、前回のディクテの続きをしました。

ラ・ロシェルの街角で猫の曲芸をみながらの対話です。「サーカスがなくなってしまうのではないかと思われた時もありましたねぇ "On a cru un moment que le cirque allait disparaître."」 。でも、ところがどっこい、「そりゃあ、動物の出し物はなくなりましたけど… "on cesse de montrer des spectacles de lions ou de tigres, etc.," 、本物の技を見せてくれる芸人たちのサーカスが復活しましたよね…」と、そんな会話でした。

こちらはカナダのシルク・ド・ソレイユのサイトです。"Voir la video" をクリックすると、見ごたえたっぷり、ハラハラドキドキの舞台の一端を見ることができます !! smile

© Au Musée d'Orsay Editions Asahi

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中級

カンヌ

今回のテーマは、「ニースとカンヌ Nice et Cannes 」。

かつては小さな漁師町だったカンヌ "Ce n'était qu'un petit port de pêche" 。英国人の H.ブルーム Henry Brougham が立ち寄ったことから、カンヌは変貌していったのだそうです。ブルーム氏は、娘の結核療養のためにイタリアへ行く予定でしたが、コレラの流行でイタリアには入れず、カンヌにしばし逗留。

H.ブルームの娘のために
建てられたエレオノールの館

すっかりカンヌに魅せられてしまい、土地を買って、娘のためにヴィラを建てのだそうです。これが貴族たちのあいだで評判になって、ヴィラの邸宅がならぶ避寒地なったとか。

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

今週は『ピエールとジャン』です。

公証人のカニュ氏がやって来ました。氏は、ロラン夫妻の旧知の友人マレシャル氏の訃報をもってきたのでした。そして、そのマレシャル氏が遺産のすべてをロラン夫妻の次男ジャンに譲るという遺書を残しているということも伝えます。ロラン氏は悲しい知らせでありながら、遺産の額はいくらなのかと算段したりもしています…。一体どういう理由でマレシャル氏はジャンに遺産を託したのでしょう…。

次回は、"Dans la famille on appelait toujours Jean le petit,..."からです。

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2018年5月15日

初級

ゴッホ

今週は10課。絵は、V.ゴッホの『オーヴェール・スュル・オワズの教会 L'eglise d'Auvers-sur-Oise 』です。

教会のすぐ下には影ができています。太陽のでている昼日なかの情景なのでしょう。でも空は夕立でもおきそうな濃い青。渦も出てきています。テキスト曰く、この空も、波を打っているような教会の形も、道に描かれたたくさんの筋も… すべてがゴッホのこの時の精神状態を表しているとのことでした。


テキストの文…だいぶ複雑になってきました 。 でもどの文にも太い幹が一本、通っていますから、それさえつかめれば、大丈夫。幹から枝葉が生えているだけです。

以下、テキストの一文。幹を見つけて、枝がどうはられているか見てみましょう !!

" Il y a des tourbillons qui apparaissent et qui sont des signes, avec la façon dont Van Gogh représente l'église, d'un état d'âme extrèment troublé ."

gogh_texte

以下、試訳です。「いくつもの渦巻きが現れています。教会の描き方もそうですが、これらの渦巻もまた、ゴッホのいちじるしく混乱した精神状態の表わしています。」

ちなみに la façon/la manière を使って「~する方法/仕方」というときは、すぐ後ろに dont が来ます。もうオートマチックに ( 何も考えずに ? )、「la façon/la manière dont + 文」とします。la façon dont il parle ( 彼の話し方 ) 、la manière dont elle marche ( 彼女の歩き方 ) …です

© Au Musée d'Orsay Editions Asahi

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中級

Eymet

今回のテーマは、「ドルドーニュ地方のイギリス人 Les Britanniques installés en Dordogne 」。

ドルドーニュ県のエメ Eymet という村(コミューヌ)は、人口が2600人。そのうちの400人がイギリス人なのだそうです "400 anglais... .... vivent à Eymet, petit village du Périgord qui compte un peu plus de 2 600 habitants." (© 2018 France Télévisions )。1980年くらいから、エメの生活を気に入った英国人たちが住み始めたようです。

とはいえ、英国は2016年にEUから離脱 Brexit 。エメのイギリス人たちのあいだに少なからず波紋がひろがったようですが、エメの議員となったティム・リチャードさんはきっぱりと一言。" Pourquoi aller ailleurs ? ( ここしかないでしょ! )"

ピュイモン城ピュイマルタン城

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

今週は、第21回目の " Le collier rouge " です。こちらにまとめました。

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2018年5月22日

初級

V.ゴッホ : 庭のマルグリット・ガッシェ

今週も文法の復習。大過去と現在分詞でした。

以下、現在分詞をつかった決まり文句です。

  • flambant neuf : ピカピカの 新品の
  • à dix heures tapant(es) : 10時きっかりに
  • argent comptant : 現金
  • avocat consultant : 顧問弁護士

次回は、ジェロンディフと中性代名詞。ガンバリマショ !!

© Au Musée d'Orsay Editions Asahi

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中級

今回のテーマは「ルルド Lourdes」です。ルルドはピレネー山脈のふもとの町。人口は1万数千人ですが、ホテルがパリに次いで多いのだそうです。毎年何百万人ものカトリックの巡礼者を迎え入れるからです。

* * * * * * * * * * * * *

聖母マリアの出現とそのお告げによって、聖地になったルルド。ここでは、信者に奇蹟が起こると言います。視力を取りもどしたり、動かなかった身体が動くようになったり、癌が治癒したり "certains retrouvent la vue ou leurs capacités locomotrices et d'autres guérissent spontanément de cancers."…。

目の見えない人を治す大天使

1883年には、真に奇蹟であることを証すための医療組織が設けられたそうです。今日でも「奇蹟」であることの認定には、厳格な基準が設けられているとのこと。たとえば「医療では治せない難病であること。治療しないで完治し、再発もしないこと。また医学的に説明ができないこと "la guérison doit être totale, durable et inexplicable par la science"、その上で完治した信者の信仰の篤さが司教区によって認められること…」が必要なのだそうです。

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

今週は…四方山話しに花がさきまして (^u^) …。これもなかなか大切

というわけで、次回は(も)、"Dans la famille on appelait toujours Jean le petit,..." からです。

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2018年5月29日

初級

今週もまたまた文法の復習。ジェロンディフと中性代名詞 " en, y, le " でした。

前回、現在分詞の決まり文句をいくつか挙げましたが、今回はジェロンディフの決まり文句を少々。ジェロンディフといえば en がつくことが多いのですが、以下は en なしの決まり文句です。

donnant donnat : 持ちつ持たれつで(?)
Donnant donnant fait les bons amis.
ギブアンドテイクにすれば良い友達関係ができる。
chemin faisant : 道すがら 同時に
Chemin faisant, la conversation tomba naturellement sur le démon de Hartz,...
道々、話題はおのずと " ハルツの悪魔 " のことになった。
tambour battant : 迅速に/てきぱきと
C'est un travail à mener tambour battant.
それは迅速にすませねばならない作業だ。
généralement parlant : 一般的に言って
Il existe, généralement parlant, deux types d'ivrognes...(J.London)
一般的に言って、酔っ払いには二種類ある
ce disant : そう言って
Ce disant, (Gargantua) pleurait comme une vache, mais tout soudain ...(F.Rabelais)
こう言ってガルガンチュアはわんわん泣いていたが、突如…

© Au Musée d'Orsay Editions Asahi

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中級

© BnF 2017

今回のテーマは「ヴォルテールと寛容 Voltaire et la tolérance 」です。

18世紀、J.カラスは息子殺しの罪で火あぶりの刑に処されます。息子の死は自殺でしたが、プロテスタントであったカラスに、カトリック教徒は容赦なく冤罪をかぶせます。

虐殺やユグノー戦争…宗教的対立がつづくなか、ヴォルテールはカラスの冤罪を晴らすために、『寛容論 Traité sur la tolérance 』を書きます。同書のなかで、ギリシア、ローマ (日本や中国のことも触れられていましたっけ) では異教徒の神にたいする配慮があった、というようなことが書かれてあったかと思います ( 確か… ) 。そして教義に固まった、排他的、妄信的な信仰をいさめています。この本は匿名で書かれたそうですが、世論の高まりもあり、2年後の再審によって、カラスに対する判決はくつがえされます。

© BnF 2017

テキスト曰く、寛容とは受動的に示すものではなく、分別と熟考のうえに選択してとる態度なのだと言います La tolérance n'est pas une attitude passive...c'est un choix. Donc, la tolérance implique la réflexion, le discernement. "。宗教だけでなく、文化も、個人も、皆それぞれ違います..."toutes les religions, toutes le cultures et tous le individus sont différents"...。寛容は、その違いを受け入れられること、受け入れようとすることだとも "La tolérance, c'est pouvoir et vouloir accepter la différence chez les autres " 。

短いテキストで、易しいフランス語で書いてありましたが、とても含蓄のあるテキストでした…。

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

今週は、第22回目の " Le collier rouge " です。こちらにまとめました。

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2018年5月