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2018年9月4日

初級

今週は アンリ・ルソー Henri Rousseau にまつわるディクテです。

ルソーは、税関の職員 ( = douanier ) として酒類 ( 一説に食品 ? ) の担当をしていたそうです。本格的に絵を描いたのは、退職後。そんなことからルソーは " le douanier Rousseau " という呼ばれているそうです。

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ところで、ディクテのテキストによりますと、ルソーが足しげく通った le Muséum national d'Histoire naturelle 国立自然史博物館には、ménagerie ( 生き物の展示場 ) があり "Le jardin possède... une ménagerie" 、絶滅が危惧される生き物も観られる由 "...il paraît qu'on peut voir des animaux qui sont en voie de disparition. "

次回もディクテの続きをいたしましょう

© Au Musée d'Orsay Editions Asahi

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中級

今回は Le petit nicolas の続きとディクテをしました。

前回、長々と Le Bouillon について書いてしまいましたので、今日は結論だけ。

翌日、先生は病気が治って学校へ。しかしブイヨンさんは欠席…。理由は書かれていませんでした !! Le lendement, la maîtresse est revenue, mais le Bouillon a manqué ! " 。

© AFP  ガラガラの駅

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ディクテの中身です。…某氏が起床します。全面ストライキで交通機関がすべてストップしていることを忘れていた某氏… " je te rappelle qu'aujourd'hui il y a grève des transports. … j'avais complètement oublié… "。まあ、自転車で行けば、余裕で会社に着くと鷹揚にかまえています。が、距離にして 20km 。着いてもコーヒーを味わう時間は十分あると大見えをきるものの "...j'aurais même le temps de prendre un petit café en arrivant !" 、同居人からは「汗だくになっていることでしょうね」と皮肉られます。さて、結果はどうなることか。次回をお楽しみに !!

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

今週は、第28回目の " Le collier rouge " です。こちらにまとめました。

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2018年9月18日

初級

ゴーギャン自画像

今週は、前回のディクテ ( アンリ・ルソー Henri Rousseau にまつわるディクテ ) の続きと、テキストの補遺 1 でした。補遺 1 のタイトルは" Loin de la civilisation occidentale " 。ゴーギャンの人生をたどります。

日曜大工ならぬ、日曜画家だったゴーギャン。印象派の絵を描いていました "impressionniste du dimanche "。しかし 36 才で株の仲買の職を去り、妻も、安定した生活も捨てて、絵に専念します。生活は苦しかったのですが、絵画の探求を続けます。" ...les difficultés matérielles ne l'empêchèrent jamais de poursuivre les recherches d'une peinture ... "

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ところで、" ~ du dimanche " は「アマチュアの、下手な、経験の浅い…」などといった意味になりますが、どんなアマチュアがいるでしょうか。

  • un sportif du dimanche
  • un bricoleur du dimanche
  • un chauffeur du dimanche

Gauguin : impressionniste du dimanche

© Au Musée d'Orsay Editions Asahi

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中級

前回、意気揚々と自転車で 20km 先の職場に向かった某氏ですが、途中でパンク。同居人の恋人アレクサンドラさんに電話を入れて、空気入れとタイヤをもってきてくれないかと頼みます "Tu pourrais pas m'apporter une pompe et une chambre à air ? " 。が、アレクサンドラさんは、全ての交通機関がストで動かいなか、「そんなものを持って行きようがないじゃないの」とにべもありません。

それならばと、某氏はなおも、お父さんから車を借りて持って来てと懇願。アレクサンドラさん、いやいや承諾しますが、ただでは OK を出しません。某氏が、 1 ヶ月間、皿洗いと洗濯をすることと相成り、交渉成立 "Mais alors, en échange, tu t'occupes de la vaisselle pendant tout le mois. ... Et de la lessive aussi…"。

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

今週は、第29回目の " Le collier rouge " です。こちらにまとめました。

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2018年9月18日

初級

ノア・ノア : ゴーギャンのタヒチ紀行

今回は、テキストの補遺 1 "Loin de la civilisation occidentale " の後半。

西欧文明のおよんでいない地を求めてタヒチに向かったゴーギャンでしたが、そこにも失望。行きついた先はマルキーズ島でした。日曜画家として印象派の絵を描き、後にマラルメらとも交わったゴーギャン。ゴッホとの軋轢もありました。そして太平洋の島々へ。絵の変遷もさることながら、ゴーギャンその人がどんな人であったのか…。サマセット・モームの『月と六ペンス』やマリオ・バルガス=リョサの『楽園への道』にもゴーギャンが描かれていますね。

" Je suis et je resterai ce sauvage. (私は野蛮人だし、今後も野蛮人のままでいるつもりだ。訳;『ゴーギャン』みすず書房)" というのが亡くなる前の言葉だったそうです。

Gauguin : 我々はどこから来たのか
我々は何者か 我々はどこへ行くのか』

© Au Musée d'Orsay Editions Asahi

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中級

今回から新しいテキスト『A la page 2010-2012』です。

第1課は『On a volé Mona Lisa ! モナリザが盗まれた ! 』です。

モナリザは1911年、盗難にあったそうです。1914年に骨董商に売られるまで、絵は、犯人の部屋のベッドの下に隠しあったとか "le tableau était caché sous son (=le voleur) lit."

犯人のビンセンツォ・ペルージャなる人物は、閉館日に清掃員にまぎれて、いとも簡単にモナリザを壁からはずし、脇の下に抱えて盗みだしたそうです " ...Monsieur Perugia s'est habillé en nettoyeur. Puis, tout simplement il a décroché La Joconde et il est sorti du Louvre, avec le tableau sous le bras."

なんとアポリネールやピカソにまで嫌疑がかかったのだとか… Le poète Guillaume Apollinaire et le peintre Pablo Picasso ont même été suspectés."

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

ロラン夫妻は遺産の件で気もそぞろ。一方のピエールは気持ちが浮きません。食卓での会話もぎくしゃくし、それがロラン氏の癪に障るのではと、ロラン夫人ははらはら。

公証人との約束の時間がせまり、ロラン夫妻とジャンは出かけていきました。が、自分には関係ないと、ピエールは残ります。そして再び、住まい探し。診療所にも住まいにももってこいの物件が見つかります。ガラス張りの廊下、鉢をおけば患者が喜びそうな待合室、円天井のダイニング…。そしていざ契約という時に、前払い金の額をきかされ、契約は保留となりました。

することもなく、公園のベンチに腰かけ、皮算用をします。" 父親の年金に頼るか。いや、足りない…。随分、迷惑もかけてきたし…。それより、ジャンに借りたら、喜んで貸してくれるだろう。年内には返すことだってできる…。" そう都合のいい考えを巡らすピエールですが、その一方で自分が非力であることをひしひしと感じるのでした。

次回は、" Tous les jours précédents, depuis son retour dans la maison paternellem..." からです。

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2018年9月