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2020年2月4日

初級

今回は文法の復習でしたが、一息いれて… … ブルターニュのトンケデック城 ( 中世の城塞 ) の動画をどうぞ。こちらのトンケデック城のサイトに沢山のビデオや写真があります。

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中級

今回のテーマは「かたつむり」。テキストによればカタツムリは紀元前から食べられており、ローマでは養殖場もあったそうです "...on mange des escargots depuis la Préhistoire...un Romain...a inventé l'escargotière pour les engraisser"

エスカルゴといえばニンニクとパセリとバターがたっぷりかかったブルゴーニュ風がお馴染みですが、このブルゴーニュ地方のオーズ渓谷では1840年代に、鉄道のトンネルが 4km にわたって掘られたそうです。その訳は…カタツムリが多すぎてレールが滑るからというものだったとのことでした  

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上級

今週は "Pierre et Jean"です。

浜辺を後にした一行は馬車に揺られ、ジャンの家をめざします。ロラン氏とボージール船長はこっくりこっくり。5分とおかずにとなりの人の肩に寄りかかり、押しかえされると Beausire et Roland s'abattaient... sur une épaule voisine qui les repoussait d'une secousse 、一時はいびきを止めて身体をおこすものの、またすぐにもう一方の側の人の肩に寄りかかるというありさま Ils se redressaient alors, cessaient de ronfler...et retombaient, presque aussitôt, de l'autre côté 。

ようやく馬車はジャンの家に到着。ロラン夫人以外は、ジャンの家を訪れるのは初めてです。ジャンと夫人は皆に玄関で待ってもらい、シャンデリアやろうそくをともします。ようやく招きいれられた皆は、舞台装飾のような内装にうっとり。ロラン氏は驚きを隠しきれません Roland, émerveillé de ce luxe, murmura : "Nom d'un chien"...。次に通された部屋はジャンの執務室。装飾はひかえめながらも風格があります。ジャンは皆の前で「陪審員の皆さま…」と法廷劇を演じてみせ、「ここはよく声の通るでしょ Hein, comme la voix porte bien...」と胸をはります。

一方のピエールは、かつてこの場所を自分の診療所にしたいと思っていたことを思い出し、ジャンの演ずる茶番に苛立ちを覚えます Pierre regardait ce logis qui aurait pu être le sien, et il s'irritait des gamineries de son frère...。

そこへロラン夫人が皆をもう一つの部屋に通します。寝室でした。内装は、ロラン夫人が息子のジャンを思ってしつらえたもの。エミリ夫人はやがてここが自分の寝室になることを思い、その面持ちは神妙。

そして皆は次の間の食堂へ。所せましとならぶ置き物やらスパンコールのついたカーテンやら…手はこんでいるものの、目利きからみればやや気取りすぎで、品を欠いた風情の部屋でした...。
次回は Ce fut cependant celle qu'on admira le plus からです。

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2020年2月18日

初級

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今回は7課。訪れるのは巨石の遺構がたくさんあるカルナック Carnac です。

人口が 5000 人にも満たない町ですが、 3000 近いメンヒルが 1km 以上にもわたって並んでいるそうです "A Carnac, vous pourrez voir plus de 3000 menhirs alignés sur plus d'un kilomètre."。ちなみに、メンヒルの「メン」はブルトン語で「長い」、「ヒル」は「石」の意味なのだそうです。

新石器時代という悠久の昔に並べられた巨石の周りで、羊がのんびりと草を食んでいる !! そんな光景がみられることもあるそうです…。

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中級

今回のテーマは「都市鉱山」です。

「都市鉱山 "la mine urbaine" 」とは、地下に埋もれている鉱山ではなく、電化製品を回収して取り出した金属などを指すそうです。テキストによれば、都市鉱山のうち、銀・金・鉛・インジウム argent, or, plomb, indium の 4 つの金属については、日本の埋蔵量は最も多いとされているとのこと "...le Japon... possèderait la plus grande quantité de ces quatre métaux" 。

随分前のことですが、パリのデファンス広場の地下にレアアースが見つかった !! という触れ込みで、巨大な足場が組まれたことがあったそうです。実はこれ、電気製品をリサイクルしようというキャンペーンだったとか。

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上級

メヘレン収容所

今週は "Le chien" です。サミュエルの遺書の続きです。

一人残された私は、姉のリタを恨んだ。家中を駆けまわったが誰もいなかった。リタは私から、父、母、祖父母をうばった…そう考えた私は、あらんかぎりの雑言を吐き、怒りにまかせて家具をなぐった。物音を聞きつけた隣のパスキエさんが、私を救い、すぐに私をパスキエさんの親戚が住む田舎に連れて行ってくれた。

それ以降、私はいくつもの家の屋根裏部屋を転々とし、最後にはレジスタンスの組織のおかげで、ナムールのカトリック系の高校の寄宿生になった。名前も変えた。怒りが静まるまで、そして姉のリタが私を救ったことを理解するまでに何か月もかかったが、それはアンドレ神父が辛抱強く私を見まもってくれたおかげだった。しかしここでの生活も長くはなかった。

連合軍の上陸によってドイツ軍の取り締まりは厳しさを増していた。私達は再び屋根裏に隠され、息をひそめて暮らした。アンドレ神父はドアの前に棚をしつらえて部屋をかくした。一日に二回、食事を運び、汚物を持ち変えったが、その度にこの棚をばらばらにしては、またもとに戻して去っていくという念の入れようだった。しかし神父の手厚い保護にもかかわらず、ある木曜の正午、何台かのナチの車がやってきた。密告があったのだ。私達がどこにいるかも知っていた。

これ以後の数ヶ月のことは、自分の人生からずっと消し去ろうと努めてきたことだ。

まずトラックで、中継地のメヘレン収容所に連れていかれた。持ち物の没収、空腹、不眠…水場はつかえず、女性が嘆き、子供が泣きさけぶなか、ただただ次の移送を待っていた。次に移送されればどうなるか、私にはわかっていた。この待ち時間は、生きていながら生きていないのと同じだった。

私とほんの数人の仲間は英語のラジオ放送を聞いて、ポーランドに送られた者達がどうなったかを知っていたが、この仮収容所にいるほとんどの者は、このことを知らない。私は彼らに何も語らなかった。今のこの恐怖にさらなる恐怖を告げる必要などなかったからだ。

そして私がアウシュビッツに送られる日が来た。親衛隊に手荒くあつかわれ、家畜用の列車に乗せられた。何も感じなくなっていた。何も感じないことで、無意識のうちに恐怖から自分を守っていたのだと思う。

次回は p57 " Les trains su succédèrent. Les arrêts également. " からです。

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2020年2月25日

初級

カルナック

今回も7課。en と y の代名詞の練習です。

EN のこんな練習問題を作ってみました (PDF です)。クリックしてみてください。左が問題、右が答えです。

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中級

今週は11課、観光業についてです。

フランスは観光立国。2009年は、スイス、オーストリア、ドイツに続いて世界で 4 位だったそうで "...la France se trouve en quatrième position après la Suisse, l'Autriche et l'Allemagne "、この順位付けは世界経済フォーラムが 14 の基準 ( The Travel & Tourism Competitiveness Index )をもとにランク付けしたものです。

ただし観光客の数だけでみると、フランスは1 位。なのに観光収入については 3 位 " Du point de vue des recettes, ...la France stagne en troisième position ...。そこで政府は2008年、観光による収益をあげるための計画をたてました。名付けて「フランスに行こう 2020 ( Destination France 2020 )」。そして今年はその2020年。どうなったかというと…、世界経済フォーラムの2020年度版の番付をのぞいてみたました。フランスはスペインに続いて 2 位になっていました。

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上級

今週は "Pierre et Jean" です。

食堂のテーブルには果物や菓子が山のように置かれています。が、さして皆の食指は動かず、ロゼミリ夫人などは早々に帰っていきました On n'avait guère faim...Mme Rosémilly demanda la permission de se retirer "。最後に残ったのは、ロラン夫人とピエールとジャン。ロラン夫人は片付けにいそしんでいますが、ピエールとジャンはともに居間のソファに腰をおろし、煙草を口にし黙り込んでいます Ils fumaient assis tous les deux, sans se parler 。が、突如ピエールが「あのやもめはだいぶ疲れたようだね」と。この言葉にジャンはいきり立ちます。結婚相手であるロゼミリ夫人が" やもめ " と呼ばれたからでした。

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3月は、会館が休館のため、教室もお休みになります m(__)m。

2020年2月