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2018年12月4日

初級

縁日博物館

今回は3課の本文です。「あれがこの前話した縁日博物館。行ってみたくない ? Ça, c'est le Musée des Arts Forains, dont je t'ai parlé l'autre jour. Tu ne veux pas y aller ? 」。そう言うミカさんの誘いにのって、ナオミさん・ミカさんの両人はベルシーヴィラージュの「縁日博物館」 Musée des Arts Forains にでかけるようです。

はて、縁日の博物館とは、一体どんな所なのだろう…とちょっとサイトを覗いてみました。とても楽しいサイトです。建物の中には、きっとアイデアも' からくり ' も沢山あるんじゃないかな…( たぶん )。できれば明日にも行ってみたいという気になりました。サイトはこちらです。


© http://arts-forains.com/


© Paris - Bourgogne Editions Asahi

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中級

コショネ ?

今回のテーマはペタンク La pétanque 。

ペタンクでは、まずコショネ cochonnet ( コブタ ) とよばれる球を投げ " On lance un cochonnet...、このコショネめがけて

、敵チームよりも近くに自分の持ち球を投げねばならないそうです "et il faut placer ses boules plus près du cochonnet que l'équipe adverse"

とかく余暇の楽しみと見られがちですが、れっきとしたスポーツでもあります。毎年世界選手権も開かれているとのこと。

マルセル・パニョルのマルセイユ三部作『ファニー』
南仏のペタンク風景 © Indivision Dubout

本当のコショネ !! と投げ球

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上級

今週は、第33回目の " Le collier rouge " です。こちらにまとめました。

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2018年12月11日

初級

酒の卸売市場

今回も3課の Bercy Village です。

p17 のインタビューによれば、ベルシーはその昔、フランス中のワインが集まる卸売市場だったようです。セーヌ河をつかってここに集められては、売られていったそうです。

聞くところによると、お酒が搬入される時には税金徴収所 ( barriere d'octroi というらしいです ) を通ることになっていたそうです。当然ここで税金( octroi ) を払います。が、この徴収所を通らない所に市場をつくれば、税金を払わなくてよくなります。ベルシーの市場は、そのような場所につくられた市場なのだそうです。フランス革命といえば、バスチーユの監獄を思い浮かべますが、重い税金にあえぐ庶民はかの税金徴収所も襲い、革命の端緒になったとか。以上、ベルシーの今昔でした

ベルシー公園

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中級

ラ・マルセイエーズの作者ルジェ・ドゥ・リル

今回のテキストのタイトルは『ラ・マルセエーズにブーイング La Marseillaise sifflée dans les stades de football 』。


2001年、サッカーの対アルジェリア戦で、フランスの国歌ラ・マルセイエーズが斉唱された時に、観戦者の一部からブーイングを受けたそうです "En ...2001, la France jouait contre l'Algérie... Une partie du public a sifflé la Marseillaise. "。以後、コルシカのバスチアチーム l'équipe de Bastia ( Corse ) との試合、モロッコやチュ二ジアとの試合" les match France - Maroc et France - Tunisie "でも同じことが起きたそうです。

テキスト末尾は、日本でもこのような問題はありますか "Est-ce qu'il y a de tels problèmes au Japon ? "、と締めくくられていました。簡単な比較はできないかな~と思います。まず歌詞が(おそらく180度…)違いますし、ブーイングが起きた歴史的な背景もちょっと考えてみないといけないのかなと思います…。

いずれにしても試合に闘志は欠かせませんが、対戦者への respect も大切かな、と思う次第…。掘り下げると、なかなか大変なテーマでありました ( 汗 ) 。

 

ラ・マルセイエーズと同じく公式のシンボルであるマリアンヌ像

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2018年12月18日

初級

今回は1~3課の総まとめ。仏検4級の練習問題でした。

仏検のサイトに過去の問題が公開されていました。

こちらです。解答もついていますので、挑戦してみてください 。 Bon courage et bonne préparation !!



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中級

G.スーラ

今回のテーマは『エッフェル塔 120 周年 La tour Eiffel a fêté ses 120 ans』でした。

 

以前にも、初級でエッフェル塔に触れたことがありました。が、今回は、塔が解体されるかもしれないという危機を、エッフェル氏自身がすくったというお話し。

1889年の万国博覧会にあわせた建てられたエッフェル塔。人気を博しましたが "Elle ( = la Tour Eiffel ) a eu un grand succès populaire dès l'ouverture de l'Exposition universelle, en mai 1889. "、徐々に訪れる人が減り、解体がうわさされ始めたそうです"Devant cet insuccès commercial, on a parlé de la détruire."

そこでエッフェル氏は、塔を科学実験に使いはじめます。その一つが無線。無線の実験は成功して、解体をまぬがれた由。地下には無線通信室もつくられ、第一次世界大戦では軍事施設としてその役割を果たしたようです (フランス語ですが、その内容についてはこちらを…)

ちなみに、鉄骨の保護のために、ペンキの塗り替えが 5 年毎 (以前は 7 年毎だったらしい…)に、あるようです。全部塗り替えるのに一年半近くかかるそうで、50トンのペンキが必要とか !!

Le peintre de la tour Eiffel,
prise par Marc Riboud en 1953

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上級

今週は、第34回目の " Le collier rouge " です。こちらにまとめました。

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2018年12月25日

初級

le Musée de la Fondation Louis Vuitton

今回は第 4 課。ミカさんとナオミさん、ルイ・ヴィトン財団美術館 le Musée de la Fondation Louis Vuitton にやってきました。

場所はブーローニュの森のはずれ。19世紀にできた動物園 " Jardin d'acclimatation "(1) の一角にあるとのこと。設計したのは、なんとも不思議な建物をつくることで知られたF.O.Gehry 氏だそうです。


(1) acclimatation という単語には、climat (気候、風土、環境 etc.の意)という単語が隠れています。
climat -> acclimater -> acclimatation と派生した語で、「生き物を別の地域の環境に順応させること」の意。


F.Gehry設計の建物

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中級

今回のタイトルは『20e anniversaire de Disneyland Paris : バリ・ディズニーランド 20 周年 』です。

 

パリから 30km ほどのマルヌ・ラ・ヴァレにあるディズニーランド・パリ "Disneyland est situé à Marne-la-Vallée, à une trentaine de kilomètres de Paris."。2012年に20周年を祝ったようです。ディズニーランドができる前は、アメリカ文化が入ってくると警戒する向きもあったそうですが "Certaines personnes s'inquiétaient de cette invasion culturelle "、フランスにはほとんどなかったテーマパークができる上に、雇用も生まれるとあって、一石二鳥 "Avec Disneyland, on faisait d'une pierre deux coups "。おおむね好意的に受けとめられていたのだそうです。

ただ、ふたを開けてみると、アメリカ式の経営管理に不満がつのり、1998年に大規模なストライキが起きたそうです "En 1998, il y a eu une grande grève.。INA (フランス国立視聴覚研究所 ) の映像を見てみると、どうやらミッキーもドナルドもストライキ中はパレードに出なかったようですゾ。

© INA : La greve des figurants costumés
de la paradede Disneyland Paris

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上級

今日は、『ピエールとジャン』です。以下、続き。

ピエールは反論します。「 "この通り私は元気だ" と皆さん言うんです。でもそういう人に限って、" あなたの言うことは正しかった " と医者に伝えに来る日は訪れないんです」。

ここで、ロラン夫人が、今日はせっかくのお祝いの日なのに、そんなことを言うなんて、と間に割って入ります。ロラン氏がすっかり気落ちした様子で、「そんなに体にさわるのかね」と尋ねます。さすがにピエールも、自分の不機嫌で父親を傷つけたと悔やみ、今日ぐらいはとグラスを勧めます。

そんな折、ロゼミリ夫人と視線があいます。「ジャンに嫉妬しているのね。恥ずかしいことよ」といさめる目でした。ピエールは目を伏せざるをえませんでした。

ロラン氏はグラスを飲み干します。再び忠告されるのではと気がかりではありましたが、はやくももう一本のシャンペンの瓶に食指が動いています。そこでなにくわぬ顔で瓶をつかみ、わざと大きな声で話しをしながら、皆のグラスにシャンペンを注いで回ります。最後にあたかもうっかりして注いでしまったかのように、一芝居をうって、自分のグラスにもシャンペンを注いだのでした。まあ、誰も気にしてなどいないことは言うまでもありません。

ピエールの身体にも、ほのかに酔いがまわってきていました。ジャンになんとしても話さなければという、先ほどまでの切羽つまった思いは薄らいでいるところに、ボジレ氏がにわかに立ち上がり、乾杯の音頭をとります。皆がグラスを空けると、ブラボーという声と拍手とが湧きあがります。

次回は、"Jean, qui riait, prit la parole à son tour,,," からです。

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2018年12月