初級
フジェール城
今回は、動詞の (1)不定詞、(2)現在分詞、(3)過去分詞を復習。
(1) 不定詞とは、活用しておらず辞書の見出し語のままの形の動詞です。活用していないので、主語も時制も法(直説法、条件法etc.)も定まっていません。「不定詞」と呼ばれる所以です。動詞ではありますが、「~すること」と名詞的に用いられます。以下テキストから。
- Vouloir, c'est pouvoir. 為せば成る ( 直訳 : 欲することはできること)
- Défense de fumer. 禁煙 ( 直訳 : タバコを吸うことを禁止する )
- Les voyageurs peuvent déguster des huîtres... 旅行者はカキを食すことができます
また不定詞を否定する時は、「ne pas + 不定詞」です。不定形の動詞はne pas ではさみません。ne pas ではさめるのは活用している動詞だけ。という訳で、
ユエルゴアの森
- Prière de ne pas fumer. たばこは吸わないでください
- Prière de ne pas stationner. 駐車しないでください
(2)現在分詞と(3)過去分詞は、追ってまたいつか…。
来週は、36頁から。ブルターニュをあとにしてノルマンディーに行きます!!
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中級
© Le Monde
今回のテーマは国籍に関わる「出生地主義 droit du sol」と「血統主義 droit du sang 」とについてです(毎回、重いテーマが続きます…)。子供が生まれたときに、その子供が親の国籍を受け継ぐのが血統主義 Avec le "droit du sang", un enfant hérite de la nationalité de ses parents。そして、親の国籍に関わりなく、生まれた国の国籍を取得するのが出生地主義です Avec le "droit du sol", un enfant obtient la nationalité du pays dans lequel il naît。南北のアメリカはほとんどが出生地主義を採用、フランスも条件付きで出生地主義を採っているそうです。
こちらのLe Monde紙では、今回の大統領選挙で、各候補が"出生地主義"についてどう考えているのかをまとめています。
テキストにもあるとおりle Front National (国民戦線) は出生地主義の廃止を訴え、血統主義を推しています。しかし、170もの異なる出身地の人々が暮らしている今日のフランスでは il y a des Frnançais de 170 origines différentes、血統主義だけというのは前近代的、とテキストでは訴えています。 さて、日本の場合はどうでしょう。 次回は、第三課 (p9) です。
© "A la page 2017" Editions Asahi
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上級
"The Stranger"
by L.Visconti
(テキストでは、ムルソーが一人称で語っていますが、このまとめでは三人称で記しています)
今週は"L'étranger" です。面会に来てくれたマリーは帰っていきました。間もなくして手紙をくれましたが Elle est partie...C'est peu après qu'elle m'a écrit、もう会えない、という内容でした。
拘置されたばかりの頃は、自由の身だった時を思い出して...j'avais des pensées d'homme libre、独房の閉塞感にさいなまれていたムルソーでしたが je sentais ...combien les murs de ma prison étaient rapprochés、数ヶ月が経つうちに、思考回路は囚人のそれへと変わっていき Ensuite, je n'avais que des pensées de prisonnier、散歩の時間と、弁護士との面会を待ちわびるようになります J'attendais la promenade quotidienne ...ou la visite de mon avocat。タバコと"女"を絶たねばならないことが辛く、不眠にも悩まされました 。しかしその一方で、「煩悶することで時間が流れていったし...l'effort qu j'ai dû faire aidait à les(=les premier mois) passer、思い返せば、母さんが繰り返し言っていたとおり、結局は慣れで maman... répétait...qu'on finissait par s'habituer à tout、時間さえ潰せれば、それほど不幸だったとも思えない」 などと考えるようになります A part ces ennuis, je n'étais pas trop malheureux ; Il y avait plus malheureux que moi...。しかも時間を潰す良い方法も見つかりました。かつての自分の部屋にあった物の一切合切を逐一、数え挙げていくのです je pouvais passer des heures, rien qu'à dénombrer ce qui se trouvait dans ma chmabre。これを繰り返すと、気にも留めていなかったことや忘れていたことが、記憶からよみがえってくるのです Ainsi, je sortais de ma mémoire (des choses méconnues et oubliées)。
次回は、ベッドとマットの間に黄ばんだ新聞を発見する所からです。Il relatait un fait divers...からです。