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2018年7月10日

初級

今週はパリ・オペラ座にまつわるディクテでした。

絢爛豪華な装飾がこれでもかという程にほどこされたオペラ座。建築家シャルル・ガルニエの名前をとってガルニエ宮 ( Le Palais Garnier )とも呼ばれています。

建物の正面をかざる彫刻『ダンス la Danse 』は、ジャン=バティスト・カルポーの作。公害で痛みがひどくなったために取り外されて "Elle(la Danse) a été déscendue...à cause des dégâts que lui avait fait subir la pollution " 、 現在は、複製が置かれているのだそうです。オリジナルは、オルセー美術館に収蔵されているそうです。

ガルニエ宮は、G.ルルー(Gaston Leroux)の『オペラ座の怪人』の舞台としても有名ですが、作者のルルーは、複雑な設計のガルニエ宮を周到に下調べしたとか。かの地下の巨大"湖"( 54m X 45m )も、実際のところは火事に備えた水槽で、消防士さんが常駐しているそうです。

観客席の天井・シャガール作

ところで、こちらのページからは、ガルニエ宮の中を訪れることができます !! ページの下の方のをクリックしてみてください。

蛇足ながら… ガルニエ宮の屋上ではハチミツがつくられています !!

© Au Musée d'Orsay Editions Asahi

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中級

カンヌ

今回のテーマは、"Le végétarisme, le végétalisme et le véganisme (テキスト訳 : 菜食主義・植物主義・徹底的動物保護主義 )" です。はて、この三者…どう違うのでしょう?

テキストによりますと…

菜食主義者 végétarien は:
肉と魚を食べない人。
植物主義者 végétalien は:
肉だけではなく、卵や牛乳など動物からとられたものはすべて食べない人。
徹底的動物保護主義者 végan は :
食べないだけでなく、革製品や羊毛の服、あるいは真珠といった動物からつくられたものを身につけたり、生活のなかに持ち込まない人。動物実験はもちろん、狩猟やサーカス、動物園などにも反対を唱えているとのこと。

ところで、 "flexitarien" という単語が、2018年のロベール辞書に新しく登場したそうです。基本的に菜食主義者ではあるが、時と場合によっては肉も食べる人を指すとか。カンヌ flexible と végétarian とを組み合わせだ合成語です。他に pesco-végétarisme やpollotarisme というのもあるようで、前者はお魚、後者は家禽を食べても良いようです…。

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

ピエールは夜の波止場をながめます。セーヌ河口やル・アーヴル港にはいくつもの灯台がそびえています。キュブロス(一つ目巨人)のような巨大な灯台、キュブロスの子供たちのような小ぶりの、いくつもの灯台…。尾をひく彗星のように、水平線にむかって明かりを放っているものもあれば、道案内をするかのように点滅している灯台もあります。河口のそここに浮かぶ船からも明かりがもれ、空を見上げれば月と星の明滅…。「なんと小さいことにくよくよしているんだ…」とピエールの口から言葉がもれます。

しばらく歩くと、一人の男が堤防の端に腰をおろしています。よく見ればそれはジャン。「きれいな夜景だね」と声をかけながらかたわらに腰かけ、自分も船に乗って遠い世界に行ってみたい…と夢を語りはじめます。しかしそれを実現するには先立つものが要る、しかもその先立つものをジャンは手に入れている…と思うにいたり、口をつぐみます。自分の意志とは関係なく、少なからずやっかみを覚えます。口にこそ出しませんが、心のなかでジャンへの雑言を吐きつつ、気を取り直して立ち上がり、「二人だけで会えてよかった」とジャンに手をさしのべ別れを告げます。

次回は、"Et Pierre s'en retourna, de son pas lent, la canne sous le bras, les mains derrière le dos.",..."からです。

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2018年7月17日

初級

今週の12課のタイトルは " Le chemin de fer, autrefois et aujourd'hui ( 鉄道今昔 )" 。絵は C.モネの " La Gare Saint-Lazard " です。

テキストからの引用です… 「 サン・ラザール駅で、モネの興味をかきたてたのは、蒸気と煙が彩なす虹色の光の屈折です。 " Ce qui a intéressé le peintre dans cette gare de chemin de fer, c'est la réfraction irisée de la lumière que permettent la vapeur et la fumée du train. " 」。

© D.R.

「次々と湧きでる蒸気は形を変えつつ、ほんの束の間、まわりの大気から"色"を得てはまた消え去っていきます " Sans cesse renouvelées, aux formes changeantes, les fumées s'évanouissent dans l'atmosphère après avoir emprunté leurs couleurs éphémères à l'air ambiant "


産業革命以後、時代の最先端にいた蒸気機関車と駅…。鉄骨の屋根は今も往時のままですね。

© Au Musée d'Orsay Editions Asahi

ギヨーム二世が造らせたメッス駅

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中級

カンヌ© LP/D.L

今回のテーマは、"Les séminaristes 神学校生 " です。

神学校に入って神学生になるには 神からの呼びかけ = vocation ( 召命 ) を感じなければいけないそうです。" Pour entrer au séminaire, il faut avoir la vocation...il faut ressentir l'appel de Dieu " vocation はラテン語の " voc ( 声 ) " を語源に持ちます。ここではその意味で用いられています。6年間のうち最初の2年は聖書と哲学を学び、次の3年間で ( 教会法に基づく ) 正規の神学生となり神学を学ぶのだそうです。最後の1年は神学をまなびつつも、教会で実際に助祭として務めを果たす "...leur formation est surtout pratique : les séminaristes sont des diacres et ils aident un prêtre à l'église "のだそうです。フランスで神父になる人の数は毎年わずか100人ほどで、海外からの神父が全体の一割を占めているとのことです。

© A la page 2018 Editions Asahi

© 長谷寺行持

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上級

今週は、第25回目の " Le collier rouge " です。こちらにまとめました。

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2018年7月24日

初級

今週は12課の文法。条件法(過去)です。ややややこしく("や"が4つも続いてますな…)なってきましたので、次回はすっきり整理したいと思います !!

テキスト冒頭、" Une des caractéristique de l'oeuvre de Monet, ce sont les séries. ( モネの作品の特徴の一つは、連作です ) " とあります。

ルーアン大聖堂

そこで、こちらのWikiarts をのぞいてみました。

沢山の連作がありました。積み上げた干し草、ポプラの並木、ルーアンの大聖堂、蒸気機関車や駅、イギリスで描いた橋や議事堂、海に切り立つ断崖絶壁、水連…一日の時間や季節によって変わる光と色の綾。どれだけ精魂を傾けたのでしょう…。

ポプラ並木

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中級

© Nicolas Janberg

今回のテーマは、" Robespierre ロベスピエール "。

フランスでは各地にロベスピエールの名のついた通りや広場、公園があるそうです。ところが、パリだけはそれが一つもないのだそうです "...partout en France, des lieux portent le nom de Robespierre : des places, des rues, des parcs... Mais pas à Paris." 。ロベスピエールが多くの人を処刑台におくり、恐怖政治をしいた人物であるとの見方を、パリ市だけは、重く見ているから (?) なのでしょうか。

カンヌA.フランス : 『神々は渇く』

ただし、テキストによれば、この革命家は啓蒙思想の継承者であり、国民公会の議員として人権宣言の起草や憲法制定に寄与した人物でもあるとのこと。領主が取り立てる地代を廃止したり、人々が財産の有無にかかわらず選挙権がえられるようにしたり、植民地・奴隷制の廃止を訴えたりもしたそうです。自由・平等・博愛という標語を唱えた最初の人(の一人)でもあるそうです "Il est l'un des premiers à utiliser la formule Liberté, Egalité, Fraternité "。当初は死刑廃止論者でもあったそうです。が、その暴政ゆえにロベスピエール自身も処刑されます。マクシミリアン・ロベスピエール、享年36才です " Maximilein de Robespierre est mort à l'âge de 36 ans..."

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

今回は(も)、レッスンそっちのでよもやま話しに花が …。

次回は、亡命ののちにルーアンで薬屋を開業したマロウスコさんとピエールとが語り合うくだり " Et Pierre s'en retourna, de son pas lent, la canne sous le bras, les mains derrière le dos " からです。

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2018年7月31日

初級

ベルト・モリソ作
(女性の印象派画家)

今週は、動詞の直説法と条件法の時制をおさらいをしました。

文法用語は今一つ、その内容がすっと入ってこないのですが、「大過去、複合過去、半過去」がまるまるおさまった情景が、小説の中にありましたので、以下にその例を。コレットの『牝猫 La chatte 』です。
「アランはあけ放った窓 la porte-fenêtre béante の方に顔をむけました。その窓から、刈り取った秣のほのかな香りが une douce odeur de foin frais 漂って来ていました。それもそのはず、その日は日中に草刈りをしてあったのでした。」…とそんな情景です。(原文と少々違いますが…)

  • Alain a tourné la tête vers la porte-fenêtre béante,
  • d'où venait une odeur douce de...foin frais ,
  • car on avait tondu les gazons dans la journée.

ベルト・モリソ作
(女性の印象派画家)

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中級

今回のテーマは、"ジャン・モネ Jean Monnet " です。

第二次世界大戦後、ジャン・モネは、" フランスや欧州各国が発展をのぞむなら、平和でなければならない、それが必要条件だ " と述べたそうです。 "...la paix définitive en Europe était une condition nécessaire pour le développement de la France et des autres pays européens."

* * * * *

ライン川をはさむアルザス・ロレーヌ地方とザール地方は、石炭、鉄鋼の産地。軍事産業の根幹です。フランスとドイツは、その資源をめぐって絶えず争ってきました。国境の線引きも何度も変わりました。

J.モネは、そのようなことを終りにするために、資源の採掘・生産管理を、隣接する国々が共同で行おうことを提唱し"...Jean Monnet a proposé une mise en commun de la prodution de charbon et de l'acier, qui sont les matières de l'industrie de guerre. "、欧州石炭鉄鋼共同体 ( CECA = la Communauté européenne du charbon et de l'acier ) を創設しました。

パンテオン

このCECA は後に、CEE 欧州経済共同体 la Communauté économique européenne となり、さらに UE 欧州連合 Union Européenne と拡大していきました。J.モネが「ヨーロッパの父」とよばれる所以です。モネの棺は今、パンテオンに納められているそうです。

* * * * *

ジャン・モネのわらぶき屋根の家

ジャン・モネの暮らした家はわらぶき屋根。この家は今、欧州連合のセミナーハウスとしても使われているそうです。こちらに (フランス語です…)、J.モネの住まいと活動を紹介した映像がありました。それによると、コニャックの製造業を営む家に生まれたこと。高校を卒業することなく、家業を手伝い、英国、米国で修業したこと。第一次世界大戦が勃発すると、20才代で、兵站にかかわる仏英間の調停に関って大役を果たし、後に国際連盟の事務次長に就いたこと…等々の紹介がなされていました。

© A la page 2018 Editions Asahi

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上級

今週は、第26回目の " Le collier rouge " です。こちらにまとめました。

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2018年7月