初級
ダゲールの記念碑
ミカさんとナオミさん。どちらも写真に興味があって、写真学校に通い始めたようです。そんな設定で第 1 課ははじまりました。どんな展開になるか楽しみです。
ところで、写真のもとは石版画 lithotraphie ( litho- は石のこと ) なのでしょうか ( ? )。それに代わって、光で、絵や像を定着させるヘリオグラフィ héliographie ( hélio-は太陽のこと)なるものが考案されたそうですが、そこからさらにダゲレオタイブ ( 銀板写真 ) がうまれたとか。
呼称は発案者である「ダゲール」さん ( Louis Jacques Mnadé Daguerre )に由来するそうです。で、そのダげールさんに由来する通りがダゲール通り。パリ 14 区です。p9のcivilistion 1 をご参照あれ。
ダゲール通り
© Paris - Bourgogne Editions Asahi
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中級
今回のテーマはミネラルウォーター。
ミネラルウォーターが飲まれるようになったきっかけは、18世紀のレセール侯爵 le Marquis de Lessert だったようです。この侯爵、散歩のついでにレマン湖の畔のエヴィアンで湧き水を飲んでいたところ健康をとりもどしたとかで、これが評判となり、この「奇蹟の水」が薬屋さんで !! 売られるようになったそうです。
ミネラルウォーターは水道水に比べ何百倍も値が張るそうです。それでもミネラルウォーターがよく飲まれる理由は、ひとえにその宣伝効果の故とか。水道水が太刀打ちするのは容易なことではないとのことでした "...c'est difficile pour l'eau du robint de lutter contre ce marketing " 。ただし最近では少し風向きが変わってきているかもしれませんネ。
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上級
ビヤホールで給仕の娘が、ジャンのことを話題にします。この前一緒にいたのは弟さん ? ハンサムで生き生きとしていたわ…と。ピエールは、弟だけが遺産を相続したことを打ち明けます。" どこの馬の骨ともわからぬ娘に"、 一体どうしてそんなことを話してしまったのかと自問しながらも、自然と言葉が口をついて出てきます。
娘の反応は、" ただの親友が、あなたの弟だけに遺産を残したの !? どおりであなたと弟が似ていないはず…" というものでした。これを聞くや、ピエールは「何が言いたいんだ ?」と返しながら飲み代をテーブルに投げつけ、店を飛び出します。
娘の言葉を反芻しながら、" ジャンは、マレシャル氏と母のあいだに生まれた子だった… ? " という疑念が頭をもたげます。" 両親もジャンも、遺産の額に心を躍らせている。しかし世間は、ビヤホールの娘と同じことを考えるだろう。そのことを両親に気づかせないといけない。母さんのためにも "、とそんな切迫した思いで、自宅に急ぎます。
が、家では、ロゼミリ夫人やボズィル船長もまじえて、乾杯をしている最中でした。
次回は、"Roland, dont le vieux long-courier flattait la manie nautique, riait ..." からです・
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